アクアハウスプロジェクトのショールーム準備(その3)

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鶴瀬駅から徒歩10分にある物件は、ショールームとして私自身が実験的に使用してみようと考え試行錯誤しております。

ショールーム立ち上げで今後のアクアハウスをオープンするのに課題がいくつか出てまいりました。

1、床の強度の問題

 大型水槽をたくさん置く熱帯魚向けのアクアハウスでは、当然強度は大型水槽に耐えるだけの土間が必要になります。

イメージとしては、車が入るような強度であれば、大型水槽は置けるという考え方です。

通常、空き家、空き店舗をなるべくリフォームせずに活用したい場合には、もともとある土間がそこまで頑丈であるという保証はありません。

鶴瀬のアクアハウスは元々あった床をはがし、土間を左官作業で強化して、車も入れる強度になっております。

私の現段階でのアイデアとしましては、「アクアハウス」でも、大型水槽が置ける「アクアハウス」とどちらかというと爬虫類、両生類を中心とした、巨大な水槽を置かなくてもよいタイプの「アクアビバハウス」を用意して、家賃も強度により若干変えることも考えております。

2、床の水平に関する問題

今回水槽を置くためにリフォームするつもりでしたが、業者さんには強度の件はお伝えしましたが、仕上げが左官作業であるため、水槽を置いた際に厳密に水平でないことが発覚しました。
職人の感覚での作業なので、これは仕方ないのだそうです。

そこで、通常の左官作業の上のセルフレベリング材による水平になるための加工が必要だということがわかりました。

今回水槽搬入時に判明したので、まだまだノウハウ不足と言わざるを得ません。

自分で試しに水槽を置くことでわかったこと。
入居者さんが水槽置いた際に「水平でない」と言われたら、トラブルになりかねません。

ただし、完璧な水平というのはなかなか難しいですが、アクアハウスですから、そこまでの加工は必要だと考えております。

3、給排排水に関する問題

大型水槽には当然ながら大量の水が注入されます。
通常の家庭用のお水を供給すると、パイプの太さから給水出来るスピードがかなり遅くなります。
これはある種しかないかもしれません。
人にもよりますが、なかなか水槽に水が貯まらないことストレスを感じるかもしれません。
これを工事することはかなり大事になってしまいます。
給水にお湯も必要なため、このショールームではお風呂からお湯を引いていきます。
お風呂の蛇口にホースが付けられるように加工してみました。

また、排水も出来れば室内の排水溝に直結出来れば管理が楽になります。
鶴瀬のアクアハウスショールームは、ちょうど家の外側の目の前に排水溝があるためここから流すようにしております。
もともとの家を活かした、リフォーム版のアクアハウスではこれが限界かなあと感じております。

4、結露の問題

 これは、まだ1年間回しているわけではないので、どのくらいの結露が出るかはまだわかりません。
ただ、大量の水があり、室内は湿気がたくさんですから、カビが生えるリスク、結露のリスクは高いと思います。
現段階では、換気扇により空気を少しでも循環させるようにしていくようにしたいと思います。

このような問題はありますが、ショールームとして、実際に賃貸物件でこんなことが出来るという見本を作ることや、ここで出てくる課題を次の物件に活かすことが出来れば、快適なアクアライフが出来ることと思います。

アクアハウスの課題は、どれも、本気で取り組むとコストがかかり、家賃に乗せざるを得なくなります。

「廉価な家賃で、とことん楽しむ」という視点では、家賃が高くなることは極力さけたいなあと思っております。

最終的にお金がたくさんあって、アクアハウスを購入出来る方は極めればよいのですが、私が目指しているのは、特別収入が高くなくても趣味を楽しめる家づくりなのです。
まだまだノウハウ蓄積が必要ですが、ショールームは出来つつあります。

アクアハウスオーナー MASA

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