ショールームを大改造!!垂れ流し方式にして水替え不要になりました!

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鶴瀬にあるアクアハウスのショールームは、いろいろな実験に使用しております。
私にとっては「セカンドハウス型アクアハウス」というものが可能かという実験でもあります。
大きな水槽の管理で大きくわけると4つあります。

1. 餌やり
2. 水替え

3. 濾過槽の掃除
4. 水槽内のコケ取り、ごみ取り

この中で2の水替えは大きな魚を飼育していると最低でも1つの水槽につき週に1度は必要になります。
餌やりは毎日行わなくても良いですし、楽しい時間なのですが、残りは作業等してなかなかヘビーなものであります。
濾過槽の掃除の頻度はたまに汚れたらという程度で済む作業です。

また、ほぼ1年間やってみて、水槽の汚れはかなり早いペースで進んでしまうことが判明しました。
週に1度の水替えだと、2/3以上の水替えが必要になります。
場合によっても3/4以上の水替えになることもあります。
これがジワジワと飼育する魚達にダメージを与えてしまいます。
それは、頻繁に水替えすれば水質の変化が少ないのですが、たくさん水替えすると水質が激変するからです。
とはいえ、大きな水槽を水替えする労力はなかなか大変でもあります。

そこで、専門家に相談して検討したのが浄水した水を少しずつ水槽に流し、排水を少しづつ出していく「垂れ流し方式」という方法が有効であり、この方法だと水替えが不要になる。
という話を聞きました。

これを実現するためには、壁に穴をあけ、全水槽をパイプでつなぐようにする必要があります。
私は是非やってみたいと思い、この方法を採用することにしました。

壁に穴をあけて外の排水溝への配管

部屋には塩ビ菅で水が流れる

水槽からの排水(濾過槽から水が出る仕組み)

動画にもしてあります。

この方法だと、常に水は泉のようにきれいに保ちことが出来ます。

アクアハウスでこの垂れ流し方式を後付けで工事できたことは、賃貸の水槽部屋の究極の形のようにも思います。
水槽を楽しむのに水替え重労働ですが、これを軽減し、魚達を健康に飼育できることは飼育者の幅を広げることにつながるように思います。

まだ始めたばかりで、水道代やコストがどのくらいかかるのかはわかりません。
しかし、通常、最初から戸建て建築時行わなければ出来ないと考えていたこの方式を後からの工事で実現出来たことはとても私にとっては「目からうろこ」の話なのです。

2か月実験してみて、この方式によりどのような変化があるかなども今後お見せしたいと思います。

ちなみに、今後のアクアハウスですが、新築の物件に関しては、室内に排水出来る排水溝を用意しております。
これをうまく活用して、入居者が活用することで、垂れ流し方式を入居者も対応可能です。
塩ビ管による簡単な工事をし、濾過槽をオーバーフロー方式にすれば簡単に垂れ流しが出来ます。

中古の物件は、物件により排水の場所が異なるのですべてがこれに対応できるかはわかりませんが、可能であればリフォーム時に壁に穴をあけて排水可能領域を用意しようと思っております。
アクアハウスプロジェクトは私がアクアリストとしていろいろ試行錯誤することが入居者様のアクアライフを快適に楽しい生活が送れるように考えていきたいと思います。

アクアハウスオーナー MASA

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